ALMERAのメモ帳

考察もどき

STRネメシスメモ

STRネメシスメモ

 

1.今期の強ムーブ…解放が絡んだコストの踏み倒しによる展開

先攻…4tの解放トレース+2/2/2の展開、又は5t解放トレース2枚+2/2/2やティル

後攻…5t加速兵6t加速解放による盤面一掃+制圧(AFが2枚あると安定

 

2.今期の耐え難く弱い点…万能な軽スペルがない=後攻が弱い

処理が盤面フォロワー依存になるので先攻はいいが、後攻は3/2/3を出されるだけで苦しい展開になる。又、早めに加速装置を入手しないと進化権が切れた瞬間に盤面処理が困難になり苦しくなる。

 

3.構築単位で見る重要な点

A.ドローソースが解放とメイシアに限定されている

破壊の信者が、主要人形パーツが落ちてしまったため機能させづらく実質的にこの2枚がドロソになる。ドロソ無しで動くBOS人形ネメシスにするには4cシロウのようなパワカが足りていないのでこの方向性に向かうべきではない。

 

B.ゲームプランにおけるメイシアの立ち位置(メインプランorサブプラン)

メイシアを通すための達成条件が以下2つ

  1. 破壊カウントを稼ぎ、リーサルターン付近まで盤面を五分にまで持ち込まなければいけない(守護を剥がせる態勢)
  2. 後攻の場合、対面のリーサルターンの方が早い、進化権が一つ使えないという問題を抱え、解決するためのコンボカードをプレイする隙をどのように確保するか

特にbの難易度が高く、一般的にはサブプラン(解放によるafの多用からダインがメジャー)を用意する方が楽に倒せる。どのくらいメイシアに寄せるかがSTRネメシスを触っている方でも別れている争点の一つ。

 

C.結局後攻をどうするのか

もう一つの争点になっている要素。先攻だけ勝てばいいのならアグロを握れば良いのだから、安定して勝ちたいなら真剣に考えなければいけない。選択肢は多くない。

  1. 我慢して2cスペルを積む(熾天使・次元断・ロケットナックル・ゼンマイ・ティル等)
  2. 進化権効果によるアドを生むフォロワーの利用(パラケルスス・リリエル・ネクス・鎧装・リーシェナ・リーアム等)
  3. 良スタッツフォロワーを順にプレイする(シン・ジャンク・二輪天使等)
  4. 美食天使エカテリーヌの回復でリカバリーを行う

言いたいことが山ほどある問題点で、説明しだすと長くなるため個人的な結論を述べると

  1. 後攻捲りをプレイするほどaf関連が動かず大局観的には怪しい
  2. 本気で捲るならジャンク
  3. それでも返せない場合が存在するのでエカテリーヌピンが丸い、です。

 

4.テンプラ

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上記1~3で述べた点を考えながら残り13枚を肉付けするのが良い。特に3の問題点を解決しようとするとほとんど埋まって、後は上振れか下振れを見るかで1~2枚を選びねじ込んで完成になるはず。

 

  1. 回し方(試合運び)

a.加速兵

理解するべきことは、加速装置が手に入るまでは処理がほとんど盤面のフォロワー依存になり、進化権の終わりが試合の終わりになるということ。だから最初に目指すべきは加速兵であり、afのドローを上手く利用しながら到達すればよい。それまでは盤面の横並べで誤魔化すこと。又、ロングゲームでは加速の3tが切れることは頻発するので2枚目の加速兵や置くタイミングをきちんと計ること。

b.解放

解放の使い方も重要な点。1で述べた通りの使い方が好ましい。加速兵後の解放はハンドが溢れやすくなるため、余裕があるならば先に2/2/2を並べてハンドに余裕を作ったり、乙女の埋め方をエンシェントにして押さえるのもテクニックになる。

 

マリガンは構築によるので割愛

 

 

 

 

追記…個人的なstrネメシス環境攻略

(※既存のリストのメイシア主体と異なる方向性のため、あくまで一つの意見)

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私の今の暫定リスト、シンをどうするか、ジャンク入れるかなどが悩んでいる所。争点となるリーサルプランと後攻について述べていきたい。

 

  1. リーサルプラン…ダイン8:メイシア2

メイシアをサブプランに据えた。理由としては、後攻を取った時微妙な場面で進化権を温存したために起点にされて敗北に繋がることが多かったことが1つ。もう1つはセットとなるテックカードをプレイするには、相手がどこかで甘えてくれる以外は結局加速解放までが前提になっており、そこまでいったならダインを狙う方が楽と感じたためである。

又、サタンドラとウィッチに対しては10t以降のバリューが高すぎてダインでは押さえきれないため、必ずメイシアリーサルを狙うようにしている。

 

  1. 後攻どうする?…パラケルススとティルで我慢、機械系が増えそうならジャンク入れるかも…

先に状況を羅列した方がわかりやすい(以下全部先攻)

・ロイヤル…2tレイサム/リオード 3t 3/2/3  4tワルツ魔弾/イメラ、機械系

・ビショップ…2t神殿 3t獅子法典4t聖獣

・ヴァンパイア…姦淫の信者、翼ヴィーラ、ヴィーラフラウロス同時プレイ

・ネクロ…最速セレスアーカスニコラ、機械系横広げケルエンネアギルネ連打

・エルフ…1/1/1横並べリザ鷹匠翠嵐連打

 

(すり替わりあったら全部解決しそう)6t加速解放で間に合うかの観点から2つに大別

・序盤から起点にされて間に合わない…3/2/3、機械系、翠嵐エルフ

3/2/3…上から踏まれる。3/3/3を採用してもどうせ4tに除去されてもう一体出てくる。進化権フォロワーで返すのが早い、パラケルススがやっぱり安定する。

1/1/1展開…シンか人形関連でしか返せない。ジャンクが一番バリュー高いが理想ムーブにおいて3tにプレイ出来ないと4tはパラでいいし、6tの加速解放まで来たらハンドの邪魔にしかならないのが採用を渋る要素。

・大局観的に間に合わない…向こうのリーサルターンが早くなった

盤面を取り返して守護を立てても、序盤のライフダメージが原因で負けるやつ。これに対しては明確にエカテリーヌが解答になっている、見つけてくれたぷーすけさんに感謝。また、ここはプレイでも捲れる要素になっている。

例えば

剣舞リオードに対し、解放を利用してヘルス5以上を確保し進化守護ゴーレムで盤面につき合わせる

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・聖獅子やアーカスネクロに対して、守護裏メイシアで先にリーサルで脅しクロックを逆転。盤面に付き合わせながらダインで押し込む

 

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などである。また、起点にされやすい翼ヴィーラやセレスに対して確定除去を用意しておくことも重要になる。熾天使ロココかって話になんですけど、個人的には受けが広いロココ派です。腐ってもいけないので、どちらも2枚に抑えて他枠に割くと良い。

 

 

・ダインの運用について

発動条件になるコスト計算を先に頭に入れておくといい。

・機械兵=トレースaf×2…12コスト

・乙女(アナ守護)…8コスト

・乙女(アナ疾走)…12コスト

最初に解放トレースか乙女(アナミス)で加速兵を探しにいくはずなので、合計20になるような埋め方をしておくと安心である。自分は先攻の上振れや加速兵が引けない時のハンド切れ防止、ダインのカウントを進めるために自動機械を採用している。

 

・マリガン

共通…ガンナー、魔鉄、機械兵、加速兵

先攻…同上

後攻…パラケルスス

 

特殊キープ

先攻…セットキープ:乙女ガンナー、乙女自動機械、機械兵解放、魔鉄ミリアム

後攻…セットキープ:乙女ミリアム、機械兵解放

   対ネクロ:ティル(死の夢の少女)

   機械系か疑わしい相手(ネクロ):メイシア(3/2/3をぶつけないと盤面崩壊)

 

・各対面に対する認識

ネメシスに共通する下振れは、af特有の偏り事故と加速解放でafが上手く繋がらずに処理が出来ずに終わることである。逆に上振れは冒頭で指摘したように解放トレースで序盤から5面展開をかけ続け殴り倒すことである。これを除いた各対面の動き方や感想文を記しておく。

 

・ミッドレンジロイヤル…五分~有利

先4イメラで踏まれるのが一番きつい。二番目は潜伏リオード剣舞に対してパラや加速兵が無い場合、これらが無ければ互角以上に戦える。加速解放は勿論、もし加速兵を引けなくてもトレースをぶちまけるのがかなりの有効打になり、適当にロココで誤魔化してメイシアでお終いである。後攻の加速兵を投げるまでを集中して捌けばよい。

 

・機械ロイヤル…不利~微不利

数が少ないこともあり、立ち回りをはっきりさせておかないと負けやすい。トランブル連打に対して、加速兵かダインかを今後の展開を予測して投げ順に気をつける。大将軍の連続召喚に対して備えて立ち回るなど、練習を繰り返せば安定するようになりそうではある。

 

・聖獅子…五分

人(構築)によっては有利と言う人もいるが、自分はあくまで五分。先4聖獣ビートと上振れ5t4/4獅子を考えると控えめにしておく。獅子を盤面処理に釘付けにさせることが勝ち筋となり、そのためには先にリーサルをかけることが必要。加速を上手く用いて、獅子を処理しながら2/2/2でひたすら顔を殴り続けること。ミスティックを上手く用いて逆リーサルをかけさせない、エカテリーヌでメイシアまで遅延、ロココでボードロックなど絡め手が色々ある。

 

・ミッドネクロ…不利~微不利

盤面で打点を稼いでいく自分の構築とは相性が悪い。最近ではファフニールケルベロスなこともありロココが刺さらなくなったことも原因か。盤面に圧がまったくないのでテックカードをプレイしやすく、メイシアリーサルに寄せた構築なら五分~有利が取れるのではないか。必ずセレスを綺麗に取れるように立ち回るのが注意点、素引きセレスアーカスニコラ、ギルネ連打がきつい。後攻は守護を並べてメイシア進化置きの逆リーサル、先攻はトレース絡みの強烈の横展開でそのまま押し込めば良い。

 

・機械ネクロ…不利~微不利

無理な要素の掛け算。重要な点はエンネアが出てきたら必ず進化権を吐き切ってでも処理しておくこと。機械系に多いのが序盤に押し切られることもあるが、強烈の横展開の連続にこちらの処理が追い付かないことにもある。盲目的にアナミスで埋めることを止め、アナエンシェで攻めることも必要かもしれない。

 

・蝙蝠ヴァンプ…五分~微有利

ゲームプランを間違えなければ十分に勝てる対面。序盤は横展開を意識、中盤の翼ヴィーラやフラウロスをロココや消滅で上手く躱す、終盤に進化権を使い切った後はヴァーナレクの縦の処理しか強くない点から、再び強烈な横展開を叩き込みレディアントで押し込むのが典型的勝ちパターン。上振れ勝負では向こうに分があるのは勿論だが、それでも回数を踏んだならば微有利であると感じる。

 

共有したかったことはこのくらい、ここまで読んでくれた人に感謝

メイシアとリーシェナのデッキについて

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始めに

アディッショナルで追加された粛清の英雄メイシアを上手く使おうと弄っていた。波に乗り遅れいざ触り始めた頃にはヘイトを集めまくっており、どのクラスからも堕天が飛んできたり遅延煽りエモ連打されたりと酷い仕打ちを受けた。しかし、使用率に対して勝率が5割を切ったデータが開示されたり、サタンドラゴンで楽に勝ち越せると判明して使用者は激減した。新しいテーマを練るのはシャドウバースを遊んでいる中でも最も楽しいように自分は感じるのでゾンビのように触り続け遊んでいた。が、6割は維持していた勝率が聖獅子の普及で勝てなくなってしまったので流石に手放すことを決意した。勝てない構築の理解を深めた所で仕方無いとは思うが、今後強化された時のことを考慮して後学のために書き留めておく。

 

構築仮組

リーシェナとメイシアの2枚がカウントを進める点に置いて方向性が同じなので、この2枚を中心としたデッキを組むというのが今回のテーマである。

  1. まずは核となるリーシェナ、メイシアのシナジーカードを見繕う。

 

A.リーシェナは以下の通り。テーマとして作られた破壊シリーズ、カウントを早く進めるのに役立つ人形が相性として良い。

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この中で採用確定となるのは、

・パペットルーム…3,4tの動きで高速白置きが可能となる

・破壊の愉悦…白黒設置時に隙を無くせる、先攻シェナ進化に最も相性の良い動き

・ゼンマイの巻き直し…白黒設置時に実質ノーコストになる 

 

B.次にメイシアは以下の通り。本体自体に相性の良いカードは少ない。

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この中では確定2種

ハーメルン…本体を増やすことでメイシアのドロソに変えることができる。

・破壊の使徒…メイシアリーサルが10c→7cに下がることで守護を除去するスペルが同時に打てるようになる

 

C.この破壊の使徒によってメイシアをより強力に使えるようになる採用、またリーシェナのafともシナジーを持つので採用確定になるが、使徒自体はコンボカードになるので相性の良いカードを他にも採用しないと腐りがちになってしまう。以下が候補。軽コストネメシスフォロワーであり、有用なファンファーレ、ラストワード効果とシナジーがある。また、ルキナ前提とすることで突進効果も再利用の視野に入る。

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次にメイシアを7cに圧縮した場合、3c以下の除去と併用して投げることが可能になるが採用候補は以下の通り。

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これらを踏まえてテンプレートを作成すると以下の形になる。

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アディッショナル追加直後には3cがすり替わり含む12枚の採用となっていたが、動きが非常に悪くなったため9枚に抑えるのが主流となっている。

候補として破壊の使徒/ジャンク/すり替わりの3種類があり、ここから構築の分岐が発生していく。ここから10枚選定のために細かい内容を考察する。

 

2.次に考慮に入れなければならないのは確定除去の問題である。

その前に前提としてカウント稼ぎとして利用する人形の性質を知らなければいけない。

〈補足説明〉ハンド内訳

ハンドに人形を貯めこむほどノーコストで処理が出来るので強いと考えがちだが、実際のハンドの内訳は

リーシェナのaf/粛清の英雄メイシア/破壊の使徒/確定除去/軽コスト除去

となるか、あるいは揃えていくのが実情であり常に4~5枚はハンドが占有されているため、溜め込む人形は平均的に3~4枚になる。勿論これは理想例なので実際にはダブったリーシェナやメイシア、2コストを抱えることもあれば、ゲーム終盤ならばリソースを吐いた後なので5~7枚貯め込めるだろう。

例を挙げるならば、マナリアにおける守護込みの多面展開を返そうとするならば、人形だけ貯め込んでいたら一回返すだけでハンドはあっという間に3枚程度になり、次ターンの中サイズフォロワーですら返すのが困難になるだろう。そしてメイシアとリーシェナに使う進化権を吐くことになってしまうのである。

要点は、相手のフォロワーのサイズに応じて、人形か軽コスト除去か、あるいは確定除去を使うのかを適切に選択しハンドのリソースを大事にしなければいけないということである。

又、このハンド管理についても構築段階で考慮する必要がある。マッチアップ時に不要なカードを引き込んだ時、あるいは同名カードを引き込んだ時にハンドから切りやすくないと人形を貯め込む枠が一つ潰れてしまい処理能力が悪くなってしまう。構築で採用する際には、このカードの切りやすさというのも重要になってくるのではないだろうか。(持論)

 

このことを視野に入れて確定除去を採用しなければならない。少なすぎて引けないのも駄目だし、多すぎてもハンドを圧迫するだけになる。下のカードが候補、ただ大型フォロワーを取れるだけではなくハンドから出しやすい、守護として機能する、アミュレットが破壊出来るなどの副次効果が環境に適しているかを考慮しなければならない。

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以上が、誰が組んでも通るだろうメイシアリーシェナを組む上での道筋である。

 

 

構築完成例

ここからは私の主観で組み上げていく。

最初に3コストにどのカードを採用するかだが、破壊の従者を選択した。

・すり替わり…軽スペルの除去、破壊の使徒シナジーがないため個人的に優先度が低い

・ジャンク…3コスト支払って3カウント進めることができる。リーシェナの最速黒af置きの成功率があがるが、最速ムーブではやはりパペットルームの方が安定するため割り切った。

・破壊の従者…相手への3点がランダムであったり序盤では人形を1枚消費して利用するなどデメリットだらけだが、ハンドから出せる打点と盤面に多少の圧が出ることを評価した。

 

で、完成例がこちら

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確定除去には唯我の一刀と心無き決闘の系5枚を選択

・心無き決闘…4コスト以下で構成されているためゲーム終盤のボードの弱さを補うことを期待して3枚。

・唯我の一刀…5→3コスト圧縮はリーシェナ進化や手順に気をつけるだけで容易に達成可能。3コスト確定除去によって余ったコストでフラワードール、パペットルームなど盤面に干渉できないカードをセットでプレイ出来ることが魅力的である。

レジスタンスの指導者ルキナ…破壊シリーズと相性が良いために採用

・マキナサーヴァント…ここはソードエンジェル・エフェメラと迷うところ。2t置きの安定感、破壊の従者、ハーメルンとのアクション、破壊の使徒の対象になる取り回しの良さからこちらを選択

・破壊の使徒2枚…基本的に盤面依存のため、確定で用いようとすると6cになる。メイシア自体が使徒を経由しなくても最悪投げられる点、メイシアが来るまでハンドキープするため被ると容易に切りづらい点から2枚に抑えた。

 

 

運用

ゲームプラン

メインプランはメイシアを通すこと。10tまでにメイシア、使徒、セットで使う除去を集めることが目的。しかしマリガンでキープしていては10tまでの処理が間に合わなくなるため、リーシェナを用いて誤魔化すのである。最初から黒のafは消されることを前提として時間稼ぎに用いるが、その過程でブン回り決着が着きそうな場合にはサブプランと認定し進化権を吐き切って完遂するというのがゲームの流れである。

 

マリガン

先攻

破壊の信者を除く2cフォロワー、パペットルーム、メイシア(ドロソが無くハンドが細る一方の状態が最悪なため)、リーシェナ

後攻

破壊の信者を除く2cフォロワー、ゼンマイの巻き直し、パペットルーム、リーシェナ

 

※対ドラゴンロイヤルでは、侮蔑の信者・簒奪の信者に咎められるためフラワードールはキープしない。

 

理想ムーブ

先攻

2t:ハーメルン(メイシア、2c)

3t:メイシア、パペットルーム

4t:

5t:リーシェナ

6t:リーシェナ(ゼンマイ等共鳴操作の都合上よくある)

7t:白設置、メイシア+破壊の使徒

8t:黒設置(破壊の愉悦、進化込み人形当て)

 

先攻の場合は5tに人形3枚引き込んでも6t盤面放置7に相手が2t使って形成した盤面を1tで処理8t再び盤面放置は現実的ではない。7tに白設置+除去、8tに設置+盤面放置が安定ルートである。

 

後攻

3t:パペットルーム(2体)

4t:リーシェナ、白カウント8(2体当て)、(1体)

5t:2c+3c、シェナ破壊された場合確定人形1枚置き、白カウント6(1体)

6t:6c白設置、4c白設置+2c、(1体)、黒カウント10

7t:ここで黒を設置するには、5tで人形を2枚入手6tで3枚撒く。又は1枚入手6t2cフォロワー破壊人形2体当て、メイシア+破壊の使徒

 

後攻の場合は7tに黒設置が理想的だが、そのためには3tか5tにパペットルームを置くのが安定ルートになる。ジャンクも代替になるが進化権を用いないと厳しそうに感じる。一度必要な破壊数を自身で計算してみるとわかりやすい。(6t4c白+2cフォロワー、7t黒で合計7~9体の破壊が必要)

 

マッチアップ

不利:聖獅子、潜伏ロイヤル、ミラーマッチ…こちらのリーシェナ到達よりリーサル速度が早いものが基本的に不利になると考えて良い。ミラーではジャンクや使徒が3枚だと明らかにこちらより速度が早くなってしまう。対抗策としては、使徒メイシアならリーサル速度が早いので構築を使徒3枚にする、確定除去の採用を変えて刺さるようにしてみるなど。ただ、試したが不利なことには変わりない。

微不利:ドラゴン…相手が上振れた時のリーサル速度がこちらよりも早い。一方でリーシェナに対処出来ずそのまま勝つこともある。頭の中ではドラゴン有利なのだが、何故か勝ち越せていたため微不利の位置づけ

五分~有利:ミッドレンジ…盤面を形成してリーサルまで到達するデッキタイプには除去し続ければ良いため相性がいい。ただし、メイシア、リーシェナが10tになっても来ない試合がだいたい10回に1回あるので、そうなると当たり前だが負ける。

有利:af…古来よりafは人形が苦手です、例に漏れません。リーシェナの対処法がないことと、メイシアのリーサルパーツになっている加速装置を破壊するカードが採用されているため理論上有利。ただし、すり替わりでカウント間違いを起こしたり、3枚メイシア投げたと思ったらハメで増やしていて4枚目が出てくるなど数は踏まないとやらかすので注意。

 

 終わりに

以上が、私が触った感想である。聖獅子と潜伏ロイヤルをよく見かけるようになり、熾天使の剣を3枚採用するなど試行錯誤したが不利は変わらず限界を感じたため手放すことにした。確定除去の種類を選択したり枚数の調整をすることで環境に適応した構築に調整出来るため、見た目より対応力があると感じた。この点が面白いとのめり込んだ要因だった。(後にリーサル速度が早い構築には無力と発覚し萎えてしまったが) まぁ、またミッドレンジ環境が再来した時に引っ張り出したいと思う。

【メモ】ALT環境af考察

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・次元の侵略

OOT期からの変化はこの次元の侵略であり、理解が必要。このカードについて少しだけ。

  1. 最速の共鳴ターンに打つことが、デッキのおける強ムーブではないことが多い
  2. 打つタイミングで盤面が弱くなる→盤面互角から処理展開or盤面優位から盤面互角へ
  3. 相手依存による効果発動のためケアがされてしまう

 

最速共鳴による強ムーブは以下である。

先攻:1t製造2t魔鉄3t熱狂4t侵略(5tイカロス進化エンシェ処理アナ2)

後攻:2t魔鉄3tすり替わり4t侵略(5t加速利用からの展開)

気をつけるべきは、このムーブはマキナを掘るうえでの強ムーブであること。つまり6tマキナが出来る際には強力なのだが、引けない場合には侵略を打った隙によって相手に盤面を取られてしまう。以降、afで処理を行う展開になっていく。

 

では侵略を介さない強ムーブはというと、

先攻:2t魔鉄3t熱狂4tハメアナアナ5t加速イカロスエンシェ処理2/2設置

後攻:2t魔鉄3tすり替わり4tイカロス進化エンシェ処理orハメ増加

量産を挟めば大量のズルルートが発生するので、あくまで量産無しの一例。こちらは盤面が展開されているため、ある程度ライフを削り取れる。そうなればサブプラン(シェナ・レディ)も通しやすくなる。

ハンドや対面の都合もあるが、基本的には侵略は5t,6tで使用しアナライズをセットで出す方が安定択に繋がる。後述のサブプランが通じない相手には、最速共鳴のプレイも良いのではないだろうか。

 

・対面大局観

認識のすり合わせ、ランクマッチで100戦7割は叩き出した。あくまでランクマッチをする際の参考にして頂けると幸いです。

ウィッチ

・マナリア…10tにリーサルが飛んでくるので、後攻よりは先攻の方が嬉しい

先攻:リーシェナを引けば楽に勝てる。レディプランも無理ではないため、マキナを探しつつこのプランを通すような立ち回りをすればよい。4tグレア進化を考えて、上記の侵略を介さない動きで5tイカロス進化エンシェ処理までが最適解。マキナが引けない場合はアナライズをばら撒きながらレディプランへ移行、乙女はエンシェ・レディ6t7tで侵略を打ちながらこの2種を拾い通していけばよい。大魔法前に必ずマナリア側が展開して処理出来ず負けになるので、展開した守護をエンシェで剥がしレディで削りきる計算が必要である。

このレディプランはマキナトップの可能性を割り切って早いターンで行うほど成功率は高く、削りきれる算段があるなら6tから移行。怪しいなら7tまで受けを持たせる。マキナジャンプから間に合うか(虚数等特殊カードの採用)というのが待ちの基準になる。

後攻:リーシェナは間に合うらしい(私はマリガンで返す)、マキナ>リーシェナプラン。レディプランはまず通用しないので、全力でマキナを引きにいく。注意点は6tマキナ後の猶予は3ターンしかなくレディアント5枚投げるのはまず不可能であること。つまり6tまでに顔をせめて4点程は削りきらないといけない。序盤で削る、または1afを溜め込み加速を利用しながら6tマキナ込みの多面展開による処理漏らしを誘発すればよい。マキナ空進化も取るのに苦労するはずなので駆使。

 

ドラゴン…私は勝率が5割5分~6割になっており苦手意識有

先後で特に変わった動きはない。リーシェナは先攻なら目指せるがあくまで10点だけと割り切る、後攻はスタッツを駆使した立ち回りに使い狙うべきではないか。レディプランは不可、全力でマキナを探しにいく。負け筋はポセ政宗の処理漏らし、見えるまで常に危機感を持たなければならない。普通なら、マキナを探す際アナを最小限埋めて全部取り出し山を掘るが、この対面だけ常に1afをある程度残しながら掘らないとマキナトップ流して処理出来ませんということがあるので注意。また、盤面を押さえ続けるため、ポセを侵略圏内にガルミーユ相打ちのためのケア進化を行うと良い。

 

ネクロ…意外と勝率が出ている(ランクマ感想)、後攻が鬼門。

先攻:すり替わりが来たらキープ、4tのレディ・グレイの動きを破壊+マキナ着地時ケルベロスの犬の処理まで見える。リーシェナ◎、レディプランは強引にいくと、ギルネでカウンターを食らうので進化権周りの盤面の競り合いに付き合った後引けないなら。消滅がとにかく刺さるので、相手の動きが壊せそうなら4t侵略もよく行う相手。気をつけるのはリアニによる動きを潰すことで1ドロー付与をこちらの動きを崩してまでとる必要はない。アーカスニコラやギルネ等ハンドが細っていてもこれらがあったらあまり意味がないため。乙女はアーカスが見えるまでは強気にアナレディ、見えたら的がなくなるのでミスティックレディを選択している。

後攻:鬼門、リーシェナ◎。リーシェナの採用の理由は先攻の安定と、この不利対面の勝ち筋になるためだと勝手に思っている。レディ×。勝ち筋は相手が下踏んで、7tにアーカス着地がない、または加速等により5tで盤面の優位を入れ替える点にある。すり替わり、侵略と気持ちよく連打出来るが、その後に盤面展開出来ないと6tマキナ置き→ギルネ顔のカウンターが待っている。不利だということ、5tが勝負ターンであることを認識できているだけでもだいぶ変わる。5tに上手く処理出来ない場合は、無理に処理してもいけないので相手も事故っていることをお祈りしよう。

 

ロイヤル…序盤に気をつけて立ち回る相手、動きに多様性があるためパターン化がしづらく厄介。

先後で特に変わった動きはない。リーシェナ×、レディ×。リソースを大事にしながらマキナを探しにいくのが基本、盤面はすぐ返される・逆リーサルが早い等、マキナ後を見据えてアナレディにしても、引けるまではレディも処理札として使っていく。マキナ着地時に簒奪の使徒ケア進化、白セリア等で起点にされる可能性を意識して処理札が握れるなら握っておく。また、アグロ寄りのロイヤルは先攻取られた状態で、ゴブリンスタート、あるいはリオードに進化2回されるとゲーム壊される可能性大なのでそこは割り切り。

 

ネメシス…ミラーの要点を抑える

マキナ前の競り合いでだいたい試合が決まる印象。ハンドにどれだけ人形、1afを溜め込んでマキナ着地時に処理、広げるか。侵略ケアが有効打になるので、変に共鳴を弄っていた場合は考慮に入れても良い。また、後攻ではマキナ着地時必ずケア進化されるものとしてアナ当ても考慮した共鳴操作を意識しなければならない。マキナ後は先に盤面全処理+レディアントどっちが先に投げ込むかの速度勝負、甘えずにアナレディで突っ張りたい。

 

・構築選定

ALT環境では侵略の影響により4t,5tの展開が重要になったことで、序盤を踏み外すことのないようにハーメルン・機構翼がしっかり積まれるようになった。以下38枚がテンプレとなった。

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残り2枚はハクラビかリーシェナの枚数が浮動している。

・ハクラビ

先攻の補強…侵略により先攻の盤面が残しづらくなった、相手が何も出さなかった場合の選択肢として強く置ける。また、サーチが増えることによりリーシェナ、レディのサブプランの補強にもなる。ランクマッチをする上では、ビショ・マゼルベイン・ライオ・パメラ等々浪漫を追い求めて中盤弱くて終盤鬼のように強いせいで4,5何も出してこないなどよく目にする。負けるとイライラするので、デッキパワーの底上げとして採用したい。

2枚目になると話は変わってくる。第一にサブプランに2枚目は関与せず、マキナの処理を安定させる意味合いが強くなるためである。マキナ後に盤面処理の安定が強く発揮される対面にはドラゴンがパッと挙がる。またロイヤルにも良いのではないだろうか。逆に盤面処理より、相手のリーサルより前に押し込む必要があるマナリアネクロには期待できない。Afミラーも、先にレディの投げ込みあいだが大前提に盤面処理してからである。ただ、侵略の方が処理できコストも少なくレディを追加で投げ込みやすい。ハクラビが2枚あったから勝てたというのは想像しにくいが…

2枚目相性…有利:ドラゴン、ロイヤル

      不利:マナリア、ネクロ

・リーシェナ

先攻の補強…先攻のリーシェナは理不尽な勝ち方ができる。対処法がないクラスには、特攻カード状態でマナリア、ネクロは強く、ドラには先攻ならok、ロイヤルには弱くなる。afミラーも先攻ハンドが良ければ、一般的にはリーサルが早く優位に立てる。はっきりとしたカードだが、それなりの練度がいる。筆者はネメシス以外触ってなかったので、相手のケアが人より下手な部類で先攻ブンどった時以外は全然安定しなかった。勝ち筋にはなるが、同時にaf関連のデッキを回すカードではないので2枚、3枚と入れると事故率は上がると考えている。また、ネクロ後攻の唯一の解答でもあったり侵略が打てない時のアクションとして最も強い動きになる。

相性…有利:マナリア、ネクロ

   不利:ロイヤル

以上から、ランクマッチで使うにはハクラビ1リーシェナ1,BO3で役割を持たせるなら有利がはっきりとしているリーシェナ2を使ってみてはいかがでしょうか。

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【メモ】ネメシスに残された道

苦悩

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久しぶりのブログですが、何かの解説をしているのではなく可能性を提示しているだけです。構築を練るためにとってたメモなので、箇条書きです。

環境考察

Tier0

ネクロ

・ギルネリーゼ対策…ランダム打点orAoE

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ギルネリーゼの対策だけならカードは豊富か。消し去るもの、レガシーを使う場合afになる。ただ、遅い構築(虚数+守護+レガシー)のような盤面制圧リーサルは環境にいるビショップが許してくれない。あくまでメタとして組み込むのが正しい。あとはリーシェナだが、弱いので選択肢としてない、神罰入れるのが健全。

アーカス対策…守護

 

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Af、人形共に対策カードはあるが、流体は序盤引くと辛いので積んでピンと考えた方がいい。また守護は一時しのぎで解決策ではないので、盤面制圧か逆リーサルをかける際に1回使う緩衝材と考えるべき。

 

 

ヴァンパイア

・闇喰らい…虚数+回復で安定、アグロで突破

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シルヴァではじき飛ばすか、虚数の2択。虚数は刺さる場面が、ドラウィッチしかなくまずメタを張った時点でデッキパワーが落ちる。更に虚数を入れるだけでは勝てず、回復を混ぜないと先攻取られて回された場合消し飛ばされる。適正は人形か

 

共通してリーシェナが候補としてあがるが、4tに引いて終わりではなく白黒を出す際に除去をかなーり頑張らないといけない。ポセイドンガルミーユなんかがいい例で、歌声が間に合わない場合負けである。ヴァンプに有利がつく(それも怪しい)がそれ以外弱い、パワーが足りてない、触らない方が良い。

 

Tier2

・ドラゴン…キモ原初、ランプドラ(ポセイドン+ガルミーユ)

原初が不快、afはこれを考えると消し去るものしか間に合わない。人形はガルミーユが厳しく解決策(バジリス等)を入れるべきである。

・ロイヤル…アグロ寄り疾走プラン、消滅持ち

Afはパワーで踏みつぶせるが、人形は苦労する。

・ビショップ…天狐orセラフ

消し去りafでしばける。人形は苦戦する、ノアプランでしか勝てるビジョンを思い描くことが出来ない。

・マゼルベイン

10~11tが耐久の限度、こいつのせいでレガシー守護封殺プランは消えた。ただデッキパワーがあるかどうかを問われる。

 

ネメシス構築幅(デッキパワー持ち)

・AF…ミッドレンジ、tier0以外だいたい突破可能

・人形…コントロール、処理能力が高いが、ロイドラのグッドスタッフ群の連打に弱い。ここに勝つにはバジリス入りになる。またノアナーフにより決定打がない。(それでも入れるという発想がありな程には)

・リーシェナ…デッキテーマが劣化ビショップ、ロイビショップに弱い。性質上afか人形と組ませないと効果発動は厳しい。

・シルヴァ…アグロ、性能を最大限引き出せば、10点までは削り飛ばせる。残り10点に関しては乙女によるレディが妥当か

 

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メタカード無しで純粋に組まれた場合想定なので差し替えで相性は多少改善されるが、根幹の相性はこんな感じかというイメージ。?ついている箇所はだいたい相性不利寄りである。リーシェナは階段で安定した発動を目論んだが、駄目でした。つくづくafか人形に単体で突っ込んだ方がいいと感じた。

 

可能性構築候補

・AF

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可能性筆頭、というか多分勝てる。ここから好きなもの2枚削ってください。鎧装1枚と何か。消し去るものでヴァンプ以外のマッチアップは改善。虚数ピン差しは、その1枚で勝率5割超えるわけでもないのでおすすめしません。

 

・アグロシルヴァ

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今弄っている構築、ヴァンプを安定して狩れる。対照にマゼルベインやネクロに弱い(体感)。

アグロなので先攻とってぶん回せばだいたい勝てるが、後攻は…みたいな所。しかし、mpは増えているのでまだ見極めている状態。

 

・人形

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まるで調整出来ていない。ヴァンパイア対策の虚数シナジー持ち回復の発明家を積むことが出来るので可能性はある。後は、ギルネ対策の神罰。ロイドラの横が間に合わないはずなので、バジリス。ここまでが確定枠だろうと踏んでいる。

 

終わりに

このままいけば恐らくシルヴァか人形のどちらかいい感じのものが出来上がるだろうとは踏んでいる。しかし、アディッショナルが来てしまうせいで全ての可能性を試す前に期限がきてしまうだろうと感じたため他の人の力を借りる、あるいは力になって貰うためにブログに書き留めて置きます。地べたを這いドロ水をすすってでももどってきてやる…

【雑記】オートメーション

メモ書きです。オートメーションに対して強いって言っている人の認識です。

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 私はこのカードを見て強いと判断した点は3つです。

  • 2コスト以下で新たにアナライズafを加えることが出来る点

真っ先にこれに目が行きました。afをぶん回していて不満に感じていたのは先攻が不安定な点です。先攻は魔鉄→熱狂とアナライズルートに入れば隙がなくマキナにも繋げやすいのですが、これを踏み外した時が辛いです。イカロス・機工翼でドローが進まないルートに入った場合マキナが一向に引けず防戦一方になり、相手が最大値でブン回してくると負けます。

 オートメーションが機工翼と同じく50%のサーチの択を迫るとしても、アナライズルートに入れる確率が上がるのであれば迷わず採用するべきです。一時期古代の増幅器をピン差ししていましたがかなり安定していました。中盤~終盤にかけアミュレットのデメリットがきつすぎて抜きましたが、これはスペルです。今後リーサルがサフィラに切り替わったとしてもピンは絶対に入ります。

 

  • 意図して入れづらいレディアントafがなんの制約もなく0コストで埋められる点

次にこの点です。置きづらい鉄鋼、サーチに使いがちで共鳴でなければ埋めることが出来ないミリアムと入れづらいレディアントが気軽にいれることが出来る、革命です。レディアント軸が帰ってきます。使えばわかる爽快感です。

 

  • デッキの枠の圧縮、埋めるカードの選択

afは入れることの出来るカードの枠が埋まっています。その関係上、主体的に攻めるレディアント軸をとるかしっかり受け切りリーサルをかけるサフィラ軸になっていました。BoS環境では人形と戦うためには鉄杖が2枚にしなければならず、その時点で構築の方向性が決まっていました。例えばこれにマナリアをぶつけられた時、主体的に攻める際必要になるレディアントafを生成する鉄鋼は入れる枠はなく明確な不利マッチになっていました。

 

オートメーションがこれらの問題を一手に引き受けます。つまり対面を見てより柔軟にデッキタイプを変更できます。アグロでもコントロールでも割れた段階でデッキを攻めるか受けるかを作り変えることができます。また、鉄杖2枚や鉄鋼2枚の枠を圧縮できたわけなので、当然枠が空いて更に対応力やデッキパワーの底上げができます。

 

また、鉄杖2枚や鉄鋼2枚の時は置けるタイミングで置かなければならず、マキナを引けていない序盤で置きサーチで引いてしまいゲームが崩壊するという問題もありました。基本的にこの2種はハンドにマキナがあるか、マキナ後でないと使いづらいカードです。自分のハンドと相談しながら埋めるカードが選択できるのも強力です。

 

デメリットのお話です。共鳴操作が出来ない、ハンドが細る、事故が起きる等々目にしました。根本的なことなのですが、このカードの比較対象は量産ではなく鉄杖、鉄鋼の代替カードとしてみてください。で、次に事故が起きるとのことですが、オートメーションは単体では盤面に干渉できないコンボカードです。同様のカードは加速装置、量産です。加えてサフィラの3種がafの主な事故要因です。使っている人の暗黙の了解だと思いますが、このコンボカードは8か9枚にすると安定します。事故が起きると主張している人はそもそもこの暗黙のルールを知らないのでしょう。オートメーションはこの3種9枚の枠のいずれかと入れ替えるわけです。そこで量産を落として共鳴操作が足りないと感じるのであれば、歴史を汁物1枚入れるなどしてくださいという話なんです。

 

明後日が待ち遠しいです、それでは。

人形ネメシスへの挑戦 ~構築編~

人形について書こうと思い立ちました。人形について、強いのかどうかわからないというのが皆さんの率直な感想かと思います。記事を読んで頂いて、人形理解の一助になればなぁという気持ちでまとめてみました。一応、人形一本でグラマスになったのでそこで考えたことをまとめます。今回は構築についてです。構築という揺るがない基礎を築いて、始めてプレイや相性などを細部まで詰めることが出来るという持論があるためです。目新しいことやブレイクスルーはありませんが、お付き合いください。

 

 

構築について

新しいテーマデッキを組む時、デッキの組み方は人それぞれだと思いますが自分の組み方で順を追って解説します。

  1. 強いカード、強いムーブを作る関連カードで埋める

 

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これらは疑いなく入ると思います。すり替わりも入れてもいいと思うけど、ロケットナックルor肉球砲+パペットルームの形もあり得るので保留。

 

・強いムーブ…3tシルヴァのみ(ゴブリン+フラワードール+シルヴァ)

AFネメシスのように、魔鉄熱狂ハメアナアナという決まればだいたい王手みたいなレベルの強さではないところが人形のパワーの無さを少し感じさせるところです。しかし、3tシルヴァが決まれば無理に攻める必要もなく、ただ処理に専念していればよいというのは強みではあると思います。重ね掛けに成功すればロングゲームでそのまま勝てるのも特徴です。

 

この3tシルヴァのムーブについて

  1. 弾…3コストを支払うので、当然3コスト相当のフォロワーを弾にするのが最もバリューが高い。先攻では3/2/3を、後攻では3/3/2を飛ばすことで盤面を強く保つことができる。また、ラストワード持ちでも有効に使える。(採用候補…オートマタナイト、狭間の悪魔、熱狂の機兵士、ジャンク、純真の歌い手)

 

  1. ハンド消費…当然1枚消費なので、3tで先攻3枚・後攻4枚になる。4,5tとコスト通りのカードを引くのは稀なので、どちらかのターンに2枚プレイしハンドは先細りしていく。もちろん4,5,6コストを厚く取って順に投げていくのもありだが、基本は取れる択が狭まっていくので、ハンド補充のカードを組み込みたい。

 

  候補として以下6種かなと思います。流石に静謐なる歯車、天なる大河、ベルエンジェルは省きました。

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また、この他にアナライズAFを利用するという手段があります。この場合、魔鉄イカロス等々2コストフォロワー選定にも関わってくるので、デッキテーマと環境を把握してから決定していきます。

 

  1. デッキプランの主眼をどこに置くか(アグロ、ミッド、コントロール

主に対峙する環境デッキ、核となるカード、カードプールとの兼ね合いによって決まると考えています。

・コントロール…回復、AoE、大型フォロワーが少ないので無しの方向。マグナレガシーやプロトバハムートは楽しそうだが、環境の中に聖獅子がいるのでどのみち厳しい。

・アグロ…8,9コストを6枚積んでいるのでそもそもアグロと呼べない。

ということで、ミッドレンジでスタートをしていきます。もちろん体裁はミッドですが、前に寄せるか後ろに寄せるかあるのでそこを考えていきます。

 

 

  1. 環境デッキ及び勝利プランの把握

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(シャドログより 7/11現在の環境)

 

新環境もそろそろ2週間経ち、環境も固まったかと思います。天狐がナーフされるなんて甘い幻想は捨てて取り組んでいきます。(すみません、サイゲの仕事がこんなに早いとは…)上から天狐or聖獅子ビショップ、ミッドロイヤル、人形orAFネメシス、アグロorミッドエルフが環境入りしています。これらの相性と勝利プラン、グラマスまで使い込んだ主観を大雑把に述べていきます。長いので読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

 

A天狐ビショップ(無理~不利)(ハイブリッド:微不利)

天狐の社で無限のアドを取ってきます。対処は2択、無視して削りきるか、天狐を破壊するかですが実質前者の1択です。熾天使の剣で止められるのなら、そもそもこのデッキは台頭していません。4コストの代物を6コストで破壊するその2ターンのラグで、盤面をぐちゃぐちゃにされます。デッキの上振れ値が高い反面、天狐や白牙などのキーカードが引けないとパワーが下がる下振れ値も高いはず?なので、そこをしっかり刈り取ることを目指します。

・勝利プラン… 序盤に横展開を意識、ある程度削ったのち完全に回復される前にノアで押し込む。(大抵ノア2枚を要求される)

 

・キーカード… ノア2枚、ハーメルンロココ、1コストフォロワー、ハーメルン

 

B聖獅子ビショップ(五分~微有利)(ハイブリッド:有利)

 多分有利に分類してもいいのですけど控えめにしました。カードを順に切っていき、横展開をしていけば勝てます。獅子の性質上、盤面を埋めつつ処理を強要してくるのですがロココや潜伏シルヴァで盤面ロックをかけられて非常に相性がいいです。また、アミュレットを2枚置いている場合、相手は獅子3体でしか処理できないので横展開を行うのも一つの手段です。先攻でブンされなければ、という印象。

・勝利プラン… 序盤に横展開を意識、ロボミ裏や潜伏シルヴァ、ロココを使いそのままオーキス・ノアへ繋げる

 

・キーカード… 潜伏シルヴァ、リトルパペッター・ロココ、シロウ、ハーメルンパラケルスス

 

Cミッドレンジロイヤル(無理)(ハイブリッド:無理~不利)

 後攻を引いた瞬間、じゃんけんで負けたような錯覚をおぼえます。7t以降、アーサー、スカイフォートレス、ドラゴンナイツとバリューの高いカードで毎ターン守護と盤面制圧をかけてきます。リーサルはかけられず、盤面に付き合うとリソース差でじわじわと負けに近づきやられます。バジリスという手段はありますが、初見殺しでしか刺さらない上にこちらのEPは3つしかないのに、相手は9枚持ち合わせています。焼石に水です。ノアに同時に投げることのできるエンシェントAF、闇の剣があればなんとかでしょうか…

(※最近勝てるようになりました、ドロソを厚く取り手札の処理の選択肢を揃えることで微不利~五分ほどになっています。)

・勝利プラン… 先攻を引く、事故ってくれることを祈る、狭間の悪魔の闇の剣で守護を突破orエンシェントAFを用いて守護を突破する

 

・キーカード… 外界からの侵略者バジリス、狭間の悪魔、エンシェントAF

 

D人形ネメシス(構築による)(ハイブリッド:不利)

最近見なくなりました、諦めないで。基本的にはテクニックのぶつけ合いです。シロウをオーキス・ノアのターンに被せて妨害したり、相手の人形を上手く消費させるように立ち回ったりします。後攻は決意のオーキスを目指し、先攻はロボミと決意のオーキスにカウンターするため進化を温存するというような立ち回りになります。また、後攻はバジリスを通すことができると勝利にかなり近づきます。ハイブリッドの場合、ヘルス1を多く採用しているので負けます。

・勝利プラン…人形の確保、リーサルを先に通すか狂わせるかの駆け引き

 

・キーカード…シロウ、決意のオーキス、外界からの侵略者バジリス、すり替わり

 

E AFネメシス(五分~微有利)(ハイブリッド:不明)

あまりランクマッチで当たらなかったので、詳しく書くことができません。想像でものを言わせて頂くと、アクセラシルヴァが相当嫌なはずです。レディ軸のリーサルターンでも早くて8~9tなので五分、サフィラは10tなので微有利と評価させて頂きました。

・勝利プラン…盤面優位は取れないので、必ずアクセラシルヴァを用いて顔を詰める立ち回りを意識する。

 

・キーカード…アクセラシルヴァ、

 

Fアグロエルフ(有利)(ハイブリッド:無理~不利)

トップランカーさんがよく使っているのを目にします。人形は有利がついており、その気になれば人形遣いの糸を採用するなどメタレベルを上げることも可能です。8tまで持ちこたえて、決意のオーキスを出すことに成功した瞬間勝ちがほぼ確定します。心無き決闘で、お得意のイピリアを妨害出来るのも最高です。対照的に決闘でAFを組み込んでしまっている場合、勝つのがほぼ不可能になってしまいます。

・勝利プラン…決意のオーキスを目指す、8tまでにハンドに人形が2枚貯められるような立ち回りを意識する。2~3tに1枚は人形を加えることのできるカードをプレイすることを意識する。(先攻ブン回りの水虫ビートを止められる唯一の対処法)

 

・キーカード…決意のオーキス、パラケルスス、神秘の番人スピネ、シロウ、外界からの侵略者バジリス、熾天使の剣、人形遣いの糸、心無き決闘etc.…

 

Gミッドレンジエルフ(不利~五分)(ハイブリッド:不利)

厄介な相手です。アグロエルフと序盤の動きが似通っているので読み外します。自分の中でこれといった攻略法がまだ確立されていません。ホワイトヴァナラを先に走られると、返すのが苦しく実質負けまで追い込まれるので早めに勝負を決め切りたいという印象です。

・勝利プラン…猶予を与えず、早めの盤面形成を行い詰め切る

 

・キーカード…シロウ、リトルパペッター・ロココパラケルスス

 

 

長くなりましたが、以上の勝利プランから要求されていることをまとめると、

苦戦を強いられる対面では必ず序盤に隙があり(序盤しかない)、その序盤でフォロワーを外すことなくプレイしリーサル近くまで相手の体力を減らすことが要求されているということです。

 

 

  1. 2コスト及び低コストフォロワーの選定

選んでいくのですが、最初に補足として横展開について理解してもらいたいと思います。

 

・ネメシスにおける横展開(アグロムーブ)

AFネメシスを使っている時から、アグロムーブという言葉で通っていました。簡潔に述べますと、1,3,4tの中で、1コストフォロワーを用いて通常のプレイより1体多くフォロワーを出すことです。

(例:魔鉄熱狂ハメアナアナ、魔鉄ミリアムアナ熱狂アナ、魔鉄熱狂ミリアムアナアナ)

では、この動きに関与できるカードは何かといいますと、以下7種です。

ゴブリン、1コストAF(アナライズ、エンシェント)、ハーメルン、ミリアム、熱狂の機兵士、イカロス

 

要するにゴブリンを利用するか、1コストAFを利用するかです。

 

A:ゴブリン

こちらは1tに投げれた時に3点ほど削り取ってくれます。3tにハーメルンを利用して、ハメ+ゴブリン・3コストフォロワー+ゴブリンも悪くないですが1点ほど削ったら処理される可能性が高く、バリューとしては1tゴブリンに劣ります。

メリット :単体で仕事をするので、難易度が低い(成功率が高い)。

 

デメリット:後攻の場合投げることのできる対面が限定される(ロイヤルのベアなど)。最序盤以外ほとんど仕事をしないので、腐りやすい。

 

B:1AF(アナライズ・エンシェント)

アナライズルートに入れた場合強力です。ミリアムやイカロスを用いながら、横に展開しつつ処理されようとドロー効果もついているのでノーダメージのままゲームを運ぶことが可能です。また、スピネとのシナジーがあるのも特徴です。

メリット :ハンド枯渇問題の解消を担うことができる、決めることができればそれだけで相手によってはゲームをほぼ勝ち確定のレベルまで削り取れる

 

デメリット:ネメシス・エルフ対面が絶望的になる。埋める引くという2枚一組なので、単体で仕事をせず事故の不安を抱える。構築の枠を大幅にとってしまう。埋めすぎると、デッキが増えすぎてかえってキーカードの到達が困難になってしまう。ラストワードが消滅によって無意味になる。

 

ここまで長々と書きましたが、結論としてはゴブリンを選んだ方がいいです。AFはデメリットが多すぎました。先人の知恵としてやめた方がいいです、ネメシス2000勝まで使いこんで熟知した私が言うんです、罠でした。

 

ということで、以下のようになります。

 

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(後述するロココの説明より、2コストを14枚にしないのかと突っ込まれそうですが枠がないと個人的に判断しました。ただ、そこは調整箇所なので最後のテンプレ1にて各自納得のいく形への発展をお願いします。)

 

また、毎回先攻取ってゴブリン引けるわけがない、安定した立ち回りをしたいんだ!という人もいるかと思います。ワイトもそう思います、こちらになります。

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ロココ…2コストで出せる人形版異界転送と捉えてください。中盤・終盤に役割が期待されるため、積極的に序盤で使いたくありません。

→2枚を省いて考慮、2コスト14枚採用へ

・フラワードール…序・中・終盤のどこでも役に立つ、被っても無理なく使えるので3枚。シルヴァとの相性の良さ。

・熊人形の少女…人形生成の2コスト。2tでは能力無し、中盤・終盤の利用を考慮し2枚。フラワードールより顔の打点を重視するなら、枚数入れ替え有。

 

このようになるのが、手堅い考えではないでしょうか。

 

 

  1. 残り枚数の決定(ドローソース、人形の確保、メタカードの投入)

残り10枚の中にこれらの要素を詰めていきます。採用候補としては、以下のカード。

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(あくまで自分選出の候補です、一度自身でカード一覧をご確認ください)

これらですが、前述の環境把握より前寄せのミッドレンジの方向性とシルヴァの弾の話より、盤面に圧の出る3コストフォロワーとしてオートマタナイトが、強力な人形生成の除去としてすり替わりが迷いなく採用されます。そうすると、このようになります。

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この36枚及び35枚がこの記事の中で最も伝えたいことでした。一から組み上げるのと、35,6枚スタート、残りのドロソや人形カードを選ぶだけでは労力が大きく違ってきます。

勿論、これは私個人の考えの結果なので意見の食い違いは出るかと思います。例えばシルヴァのポテンシャル特化に注力すればアグロネメシスに発展していきます。けれど、人形ってどうなの?って人に対してまずはベーシックなものを、という気持ちで書かせて頂きました。このテンプレからスタートし、不満を覚えたカードや枚数を調整していけばいいと思います。

(追記:ナーフが発表されましたが、弱体化したものの序盤に攻めなければいけないという課題は変わっておりません。煮詰まった先にオートマタナイトやすり替わりが代替カードに変わる可能性はありますが基本的にはこの2種で大丈夫なはずです。)

 

最後にこのテンプレの完成例を2つ載せておきます。(ちゃんと掲載許可貰いました)

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かえで 🍁くろごはん|Felicë @I_am_YUKI_N氏の構築になります。グラマス到達時は自分で唸りながら組んだものを使っていましたが、40枚まったく一緒でした。かえでさんにどこかで影響受けたかな?と思いつつ、ゴブリンを採用するなら今でもこの40枚変えることが出来ないと思うくらいには完成されています。

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こちらは、ぼーいん@in_tcg氏が配信で使われていたものになります。また、ぼーいん氏は、天使の泉2枚という枠組みのアイデアをちくわ氏@ChikuwaS_Vから頂いたそうです。このドローソースの配分調整がかなり効いています。欲を言えば大型除去・大型守護・人形供給ができる万能カード、心無き決闘をどこか削って入れたいのですがこのままでも十分完成されています。グラマス後メインで使おうと思うほど強力で、RAGE持ち込み候補の一つにしてもいいのではないかというポテンシャルです。是非使ってみてください。

 

まとまりのない長文を読んでくださってありがとうございました。ナーフ来て賞味期限か!?と焦りましたが、冷静に考えたら不利な相手が弱体化しただけでした。環境の変化によって、新たなクラスが台頭しプランが大幅にずれるようであれば追加で修正記事書きます。(おそらくGキマと人形ネメ、大きくプランは変わらないはず)

気分が乗れば、マリガン記事や対面の詳細な分岐点、100戦統計とかやってみようかなぁ…